「安いし、リノベすればキレイになるから」と、築年数だけで選んでしまうと後悔するかもしれません。
築30年以上の“築古マンション”でも、リノベ向きな物件はたくさんあります。ただし、構造・管理・耐震性など、見た目では判断できないポイントにこそ注意が必要です。
この記事では、築古マンションを購入してリノベーションしたい方に向けて、後悔しない選び方と注意点をまとめます。
1. 構造によって間取りの自由度が変わる
築古マンションは「壁式構造」と「ラーメン構造」に分かれます。
- 壁式構造:壁が構造体となっており、壊せる壁が少ない。大幅な間取り変更は難しい。
- ラーメン構造:柱と梁で構成され、間仕切り壁は比較的自由に撤去・変更できる。
リノベーションの自由度を重視するなら、ラーメン構造のマンションを選ぶのがおすすめです。
2. 管理状況・修繕歴がチェックポイント
築年数が古くても、管理状態が良好であれば安心です。
チェックしたいポイントは以下の3つ:
- 長期修繕計画がきちんと作られているか
- 大規模修繕工事の実施履歴があるか
- 修繕積立金の残高と月額が適正か(極端に安いと今後が不安)
外観や共用部がキレイでも、修繕計画がずさんな物件は要注意です。
3. 耐震性の確認は必須
築古マンションで見落とされがちなのが耐震性です。
- **旧耐震基準(1981年以前)**の物件でも、耐震補強や診断を受けて「耐震基準適合証明書」が取れるものもあります。
- この証明書があれば、住宅ローン控除やフラット35が利用できる場合があります。
逆に、耐震診断を受けていない物件や、明らかに構造に不安があるものは避けるのが無難です。
4. リノベのプロに事前相談を
リノベ済み物件ではなく、自分でリノベーションする場合は、購入前にプロのチェックを受けるのが安心です。
物件選びからリノベ設計・施工までトータルでサポートしてくれるサービスを活用しましょう。
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購入してから後悔する前に、プロの視点で物件を見てもらうことでリスクを最小限に抑えられます。
まとめ:築古マンションも、見るべきポイントを押さえれば安心
築古マンションはリノベーションで魅力的に生まれ変わる反面、構造や管理・耐震性にリスクが潜んでいます。
見た目や価格だけで判断せず、構造・修繕・耐震の3点をしっかり確認しましょう。
また、リノベのプロに事前相談することで、購入前に不安を解消することができます。
あなたにとって「安心して住める中古マンション選び」の参考になれば幸いです。
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