採用してよかった設備vs後悔した設備ベスト5!「週に何回使うか」で算出した本当のコスパを公開

リノベーション

リノベーションや注文住宅の設備選び、カタログを見ているとどれも魅力的に見えますよね。 でも、予算には限りがあります。

「このオプション、高いけどつける価値あるかな?」 「憧れの設備だけど、実際使うかな?」

そんな迷いに対し、今回は**「金額」ではなく「使用頻度」というデータ**を使って、リノベ設備の正解・不正解を判定します。

基準はシンプルです。 「導入費用 ÷ (使用年数 × 年間使用回数) = 1回あたりのコスト」

この数値が低いほど「コスパが良い(元が取れる)」、高いほど「贅沢品(後悔予備軍)」となります。 私が実際に導入して算出した、リアルな「正解・不正解」ランキングを公開します。

【正解】毎日使うから元が取れる!高コスパ設備ベスト3

まずは「導入して正解だった」と感じる、使用頻度が高い設備です。これらは初期費用がかかっても、日割り計算すればタダ同然です。

1位:深型食洗機(ミーレ・ボッシュなど)

  • 初期費用: 約30〜40万円(プラス工事費)
  • 使用頻度: 1日2回(朝・夜)= 年間730回
  • 10年使った場合の1回あたりコスト: 約50円

「高いから」と諦める人が多い海外製食洗機ですが、1回50円で「食器洗いの時間(1日約30分)」を買えるとすれば、これ以上のタイパ(タイムパフォーマンス)投資はありません。 水道代の節約効果も含めれば、実質コストはもっと下がります。迷わず採用すべきです。

2位:電動昇降吊戸棚(または使いやすいパントリー)

  • 初期費用: 約10万円〜
  • 使用頻度: 毎日
  • 判定: 毎日の「背伸び」や「踏み台」のストレスが消える

収納は「量」より「アクセスのしやすさ」です。出し入れしにくい収納は、結局使わなくなります(死蔵スペース化)。毎日スムーズに物が取り出せる環境は、生活の質を地味ですが確実に上げてくれます。

3位:浴室乾燥機・ランドリーパイプ

  • 初期費用: 標準仕様+α
  • 使用頻度: 梅雨時期や冬場は毎日

これも「使う時期」は限られますが、洗濯という家事のボトルネックを解消してくれるため、精神的なコスパは非常に高いです。

【後悔】憧れだけで採用して失敗…低コスパ設備ワースト3

次は、導入したものの「意外と使わなかった」設備です。 ※あくまで私のライフスタイルの場合ですが、参考にしてください。

1位:浴室テレビ

  • 初期費用: 約10〜15万円
  • 使用頻度: 月1回見るかどうか(年12回)
  • 10年使った場合の1回あたりコスト: 約1,000円オーバー

「お風呂でゆっくり映画を見たい」と思ってつけましたが、現実は「さっさと上がってリビングで大画面で見たい」でした。 今はスマホやタブレットを防水ケースに入れて持ち込めば十分です。固定設備にしてしまうと、故障時の交換費用も高くつくため、個人的には「不要」でした。

2位:過剰なダウンライト(調光機能付き)

  • 初期費用: 1箇所数千円〜×個数
  • 使用頻度: 全灯することはほぼ無い

「暗いと困るから」と大量につけましたが、結局いつも使うのは決まった位置のライトだけ。調光機能も、最初の1ヶ月面白がって使っただけで、今は固定です。 照明計画はプロと相談し、必要な場所に必要な光だけを配置するのが賢いです。

3位:床下収納(キッチン)

  • 判定: 出し入れが面倒で、賞味期限切れの墓場に。

蓋が重い、屈むのが面倒、存在を忘れる。保存食を入れるなら、パントリーや引き出し収納の方が管理しやすいです。

流行りの「オープンキッチン」は正解?不正解?

最後に、リノベで一番人気の「対面式オープンキッチン(アイランド・ペニンシュラ)」について。 これはメリット・デメリットが表裏一体です。

  • メリット(価値):
    • 圧倒的な開放感。LDKが広く見える。
    • 家族と会話しながら料理ができる。
  • デメリット(リスク):
    • 油ハネ・水ハネ: ダイニング側まで飛び散るため、掃除範囲が広がる。
    • 「見せる」プレッシャー: 手元が丸見えなので、常に片付けておかないと生活感が爆発する。

判定: 「掃除が苦にならない」「常にきれいに保てる」人には最高の設備ですが、共働きで「平日は洗い物がシンクに溜まりがち」な家庭だと、ストレスの原因になります。 自分の性格を冷静に分析して選ぶ必要があります。

重要】その設備、「普通の工務店」では断られるかも?

ここで一つ、残酷な現実をお伝えしなければなりません。 今回紹介した「海外製食洗機(ミーレなど)」や「自由な間取り変更」は、一般的な街のリフォーム屋さんや工務店では「うちでは対応できません」と断られることが多いです。

理由は簡単で、施工が難しく、メンテナンスの責任が取れないからです。

つまり、こだわりの高コスパ設備を導入するには、**「デザインリノベーションの実績が豊富で、施主のこだわりに慣れている会社」**を選ぶ必要があります。

私がおすすめする、**「ここなら話が通じる」**というリノベ会社とサービスを紹介します。自分の検討状況に合わせて選んでみてください。

1. リノベ不動産:物件探しから「理想のキッチン」を逆算

「これから中古物件を買う」という方に最適です。 「アイランドキッチンにしたいから、配管が動かせるマンションを探す」といった具合に、やりたい設備ありきで物件を探してくれるので、買ってから「入らなかった…」という悲劇を100%防げます。

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2. リノベる。:施工実績No.1のノウハウ

業界最大手だけあり、様々なメーカーの設備導入実績があります。 「ミーレを入れたい」「造作棚を作りたい」といった要望に対する引き出しが多く、できない理由を探すのではなく「どうやったら実現できるか」を一緒に考えてくれるパートナーです。

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まとめ:雑誌のキラキラ写真より「自分の生活」を見よう

設備選びで失敗しないコツは、「雑誌やSNSの素敵な写真」ではなく、「自分たちの地味な日常」を基準にすることです。

  • 週に何回料理をするか?
  • 掃除の頻度は?

これらを客観的に見つめ直し、そして**「そのこだわりを実現してくれる会社」**をしっかり選ぶことが、満足度の高いリノベーションへの最短ルートです。

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