「リノベーションで理想の間取りにできると思っていたのに、壁が壊せなかった……」
そんな後悔を防ぐために知っておきたいのが「構造」の話。 実は、物件の構造によってはそもそも間取り変更が難しいケースがあります。 この記事では、「壁式構造」という構造の特徴と見分け方、注意点について解説します。
壁式構造とは?【間取り変更が難しい理由】
壁式構造とは、壁そのものが建物を支える構造のこと。
ラーメン構造のように柱と梁で建物を支えるタイプであれば、壁を抜いて開放的な空間をつくることも可能です。しかし、壁式構造では構造上の「耐力壁」が多く存在し、これを取り除くと建物の強度に関わるため、間取り変更に大きな制限がかかります。
とくに「壁を抜いて広々としたLDKにしたい」「アイランドキッチンにしたい」といった希望がある方にとって、壁式構造は大きな壁(=障害)となります。
壁式構造の見分け方
内見時や図面から、壁式構造かどうかを判断するためには次のポイントをチェックしましょう。
- 壁を叩いてみて「ゴンゴン」と硬いコンクリ音がする → 耐力壁の可能性
- 壁が異様に分厚い(20cm以上)
- 図面に柱が少なく、太い壁が多い
- 物件が1970年代〜80年代に建築された団地や公団住宅
ただし、見た目だけでは判断がつきにくいこともあります。特に「これは変えられる壁なのか?」といった判断はプロでないと難しいため、リノベ会社に同席してもらうのが確実です。
壁式構造の物件を買って後悔するのはこんな人
- 2LDKを1LDKにするなど、大胆な間取り変更をしたい人
- 壁を抜いて広い空間や回遊動線を作りたい人
- 将来、リノベ済み物件として資産価値を高めたい人
構造を気にせず購入すると、リノベの自由度が想像よりも制限され、「こんなはずじゃなかった」と後悔する可能性も。
後悔しないための物件選びのコツ
- 内覧時に「壁を叩いて音を確認」してみる
- 可能ならスケルトン工事事例のある会社に相談
- 図面をもとに、リノベ会社に耐力壁の有無を確認してもらう
\ 専門スタッフが構造のチェックもサポート /
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まとめ
壁式構造の物件は、リノベーションで間取り変更できない可能性が高いため要注意です。 見た目ではわかりにくいため、必ず専門業者と一緒に物件選びをするのがおすすめです。
間取りの自由度を確保したいなら、構造まで含めたチェックを怠らずに進めましょう!
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