中古マンションを検討していると、「性能って大丈夫なの?」「新築より劣るのでは?」と不安になることも多いですよね。
しかし、築年数だけで“性能の良し悪し”を判断するのは早計。断熱性・耐震性・遮音性はポイントを押さえて確認すれば、快適な住まいは中古でも十分手に入ります。
この記事では、見落としがちな3つの性能について詳しく解説します。
断熱性の確認ポイント
LIXIL「インプラス」などの内窓設置が効果的
- 窓の断熱は冷暖房効率に直結
- インプラスは比較的安価で効果が高く、リノベと同時施工がしやすい
▶ 話題の内窓「インプラス」で断熱効果を高める(LIXIL公式)
二重サッシの注意点
- 窓まわりの奥行きが狭くなり、部屋が圧迫される可能性あり
- 開閉の手間や掃除のしにくさもあるため、取り入れる前に実物確認を
最上階は「天井断熱」も視野に
夏場の暑さ対策には天井断熱材の追加が有効です。
外周壁のみ断熱材を入れる方法も
外気に触れる壁にだけ断熱材を入れる「部分断熱」も現実的です。
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耐震性の確認ポイント
耐震基準より管理体制が大切
- 東日本大震災では「倒壊・大破したマンションの約70%が新耐震基準の建物」という報告も(出典:国土交通省・日経クロステック等)
- 地震被害は「築年数」より「震源との距離や揺れ方」の影響が大きい
耐震基準は“融資・住宅ローン控除”にも影響
- 新耐震(1981年6月以降)は住宅ローン控除の対象
- フラット35の利用や担保評価にも関わる
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遮音性の確認ポイント
管理規約に定められた遮音基準が目安
多くの管理組合が LL-45〜LL-40 相当の遮音性能を推奨しています。
二重床か直床かで対策が異なる
- 二重床は防音性が高く、リフォームにも向いている
- 直床の場合はクッションフロアの活用がおすすめ
賃貸より分譲のほうが構造がしっかりしている
壁厚やスラブ厚がしっかりしているため、騒音トラブルのリスクは低めです。
断熱材追加で遮音性アップも可能
外周壁や床に断熱材を入れることで遮音性能も向上します。
性能が不安ならインスペクションもおすすめ
第三者の住宅診断を活用すれば、見た目ではわからない劣化状況や性能も数値で可視化できます。
リノベで性能を補うこともできる
- 断熱材・内窓・床材での強化は施工時にまとめて行うのが効率的
- 大規模修繕や配管更新の履歴も確認しておきたい
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まとめ
中古マンションの性能は築年数だけで決まりません。
断熱・耐震・遮音、それぞれのポイントをしっかり見極めて、快適な住まいを実現しましょう。
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