キッチンはリノベーションでも特にこだわりたい場所のひとつ。
しかし、その自由度の高さゆえに「やってみたら思ってたのと違った…」という後悔も多く聞かれます。
この記事では、キッチンリノベでありがちな10の失敗例とその対策をご紹介します。
これからリノベを検討する方は、ぜひ参考にしてみてください。
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1. 動線を考えずに配置してしまった
冷蔵庫・シンク・コンロの位置がバラバラで調理中に行ったり来たり。
これでは毎日の料理がストレスに。
キッチンは「三角動線(トライアングル)」が基本。
使う頻度の高い3点の距離が適度であることが、快適な動線をつくります。
対策: 生活スタイルをイメージし、家具や家電の配置も含めてシミュレーションしましょう。
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2. 収納が少なくてすぐごちゃついた
見た目重視でオープンキッチンにした結果、収納が足りずカウンター上が常に散らかっている…という後悔は多いです。
特にキッチンはモノが多くなりがち。
対策: 吊戸棚や背面収納のバランスを取り、可動棚などフレキシブルな収納も活用しましょう。
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3. コンセントの位置・数に困った
ミキサー、炊飯器、トースター…意外と多い調理家電。
いざ使おうとしたら延長コードだらけ、というケースも。
対策: 家電の数や位置を想定して、事前に必要な場所と数を割り出しておきましょう。
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4. キッチンの高さが合わず腰が痛くなる
キッチンの高さが合っていないと、毎日の料理で疲労が蓄積。
標準の85cmが万人向けとは限りません。
対策: 「身長÷2+5cm」が目安。ショールームで実際に体験して選ぶのがベストです。
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5. タッチレス水栓や食洗機がいらなかった/つけなかったことを後悔
高機能すぎて使いこなせない、逆に「節約のつもりで付けなかったが毎日の手間が大変」といった声も。
対策: 自分のライフスタイルに合うかを想像して、優先順位を決めましょう。
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6. 換気性能が弱くてニオイが残る
デザイン性を優先してレンジフードの性能を下げた結果、部屋中にニオイがこもってしまうことも。
対策: 対面式やアイランド型なら特に、排気性能を重視して選びましょう。
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7. 予算オーバーでグレードを落とす羽目に
見積もりには本体価格だけでなく、搬入や設置工事費も加算されます。
知らずに選ぶと、後から泣くことに。
対策: 本体+施工費で見積もりを取り、余裕を持った予算設定をしましょう。
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8. デザイン重視で選んだら使い勝手が悪かった
見た目だけで選んだ結果、収納が足りない、掃除がしづらいなど実用面で後悔する例も。
対策: 毎日の家事をイメージし、見た目と実用性のバランスをとりましょう。
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9. 来客からキッチンの裏側が丸見えだった
フルフラットの対面式にしたが、来客から洗い物やゴミ箱が丸見え…。
対策: 腰壁を設けたり、見せたくないエリアを目隠しできるレイアウトを意識しましょう。
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10. ステンレス天板にしたら水垢が気になりすぎた
クールな印象のステンレスですが、水垢や指紋が目立ちやすく、日々の手入れが苦になることも。
対策: 汚れの目立ちやすさやお手入れ方法も比較して素材選びをしましょう。
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キッチン選びに迷ったら?
ショールームに行って実物を触るのが一番。
各メーカーの比較記事や、設備ごとの特徴も参考にして、自分にとって「使いやすいキッチン」を選びましょう。
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まとめ
キッチンリノベでの後悔は、「知らなかった」「想像できなかった」ことから生まれるケースがほとんど。
事前に情報を集め、生活動線や使い勝手をしっかりイメージすることが、満足度の高いリノベーションの第一歩になります。
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